記者会見で親子への対応を説明する花籠所長(左)=草加市の草加児童相談所で |
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草加市の自宅で二〇一七年、当時四歳の長男を突き飛ばして意識不明の重体にさせたとして母親が傷害容疑で逮捕された事件で、草加児童相談所が二十三日、記者会見し、事件の三カ月前に長男を一時保護していたことを明らかにした。この間に家庭を調査したが、「虐待と判断する事実が確認できなかった」として保護を解除していた。長男は六歳になった今も意識がなく、児相は一連の対応を検証するとしている。 (近藤統義)
草加署によると、母親の無職高橋冴季(さき)容疑者(27)=同市新栄四=の逮捕容疑は、一七年九月に自宅で長男の背中を突き飛ばし、壁に頭をぶつけるなどの暴行を加えて急性硬膜下血腫の重傷を負わせたとされる。
高橋容疑者は同年二月にも長男を自宅で突き飛ばし床に転倒させたとして今年一月、暴行容疑で逮捕され、同罪で起訴されていた。
草加児相によると、一七年五月に発熱を理由に長男が受診した医療機関から「複数の傷があり、虐待の恐れがある」との通告を受け、同年六月に三週間にわたり、長男を一時保護した。
この間に関係者の聞き取りを実施したが、高橋容疑者は傷について「階段から落ちた」「自転車で転倒した」などと説明。長男から虐待の訴えもなく、両者の話に大きな食い違いはみられなかったという。
児相は警察や医療機関の判断も踏まえ、保護の解除を決定。引き続き、虐待の恐れがないか見守るため毎月の家庭訪問を計画したが、高橋容疑者が体調不良を理由に計四回断り、実現しなかった。その後、同年八月下旬に夫の付き添いで長男と面会できた際は、健康状態も良好で傷もなかった。
会見した草加児相の花籠(はなかご)啓所長は「その時点で、この家庭へのできる限りの支援はしてきた」と強調。その一方、「重たい事件になってしまったことについて、どう支援する必要があったか検証しないといけない」と述べた。
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March 24, 2020 at 05:38AM
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草加・男児重体 事件前 一時保護も解除 児相「虐待確認できず」:埼玉(TOKYO Web) - 東京新聞
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