イスラエルのチャンネル13局は、新型コロナウイルス患者が人工呼吸器を装着する必要がある場合に誰が優先されるかに関する保健省の文書を公表した。
同文書では、「自分で自分のニーズを満たすことができない身体障がい者及び精神障がい者、心臓、肺、肝臓、腎臓疾患者及び神経系に障がいがある者、精神的トラウマ経験者、治療法がない疾病及び認知症の患者、瀕死の患者、新型コロナウイルスから助かる見込みが20パーセント以下の者」は人工呼吸器の恩恵を最後に受けることになるとされた。
この機器を優先的に利用できる人は「感染前に生命器官が完全に機能していた者、障害の割合が低い者、軽症または1つの臓器にのみ問題がある者、ウイルスから助かる見込みが80パーセント以上の者」と挙げられた。
同局の報道によると、司法省管轄の障がい者のための平等な権利委員会は、保健省の文書は障がい者に対する「深刻な差別」を含んでいると述べた。
同国の障がい者協会はこれに関して共同で書面で声明を出し、保健省が早急に決定を変更することを求めた。
声明では、
「政府は国庫にお金をもたらす基準を満たしていない者を見捨てている。生涯イスラエルに奉仕し、障がい者となった人々が疎外されて第二級国民の扱いを受けることはあり得ない」と述べられた。
(2020年4月20日)
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April 20, 2020 at 02:11PM
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イスラエル保健省、新型コロナに関して恥ずべき文書 - TRT 日本語
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