県の新型コロナ感染者公表経緯 知事「事後整理し文書化」 - 信濃毎日新聞

　県が新型コロナウイルス感染者に関する公表の在り方について検討、判断した経緯を公文書に残していない問題で、阿部守一知事は２５日、今後の方針について取材に「事後的に考え方を整理して文書化していきたい」と述べた。今後の感染症対策に役立てるためにも「後世にしっかり残していくことが大変重要だ」と指摘。今回の新型コロナを巡る県の意思決定過程は公文書に残す必要があるとした。

　知事は新型コロナ対応について、「状況が目まぐるしく変わる中、行政が通常行う決裁のプロセス（過程）とは全く異なる対応をしている」と説明。その上で「関係者が集まって議論し、その中で方針を決め、どんどん実行している。こうした意思決定の過程は、文書化しきれていない部分がある」と釈明した。

　残していない重要な意思決定に関する公文書について、振り返って作成する方針を説明。今後の対応を含め「できるだけ速やかに文書化していくことが必要だ」と話した。

（5月26日）

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May 26, 2020 at 04:08AM
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