住宅に数十匹の犬や猫の死骸…保護していたのは“神様”と呼ばれた女性 記者が直撃
更新：2020/06/05 17:55
６月３日午後１１時ごろ、京都府八幡市の動物保護ボランティアの自宅で、数十匹もの犬や猫が死んでいるのが見つかりました。警察は動物愛護法違反の疑いで捜査しています。
３日に撮影された映像では、暗い部屋の中に大量の犬や猫の死体が横たわり、中には白骨化したものもあります。
今回、犬や猫を見つけた動物保護団体「ＧＵＡＲＤＩＡＮ」によりますと、別の団体から「預けた犬が死んでいるかもしれない」との連絡を受け、家に入ったということです。
「懐中電灯で照らしたら、ケージの中にミイラ化した犬や白骨化している犬がいた。２階の開かずの間には、積み重なってあると思う。（Ｑ何が？）犬の死体が。」（動物保護団体「ＧＵＡＲＤＩＡＮ」 秋山文子さん）
中にはまだ生きている犬もいて、この団体などが約２０匹を緊急で保護しました。
この家には、引き取り手のない犬や猫を保健所や一般の人から預かる活動を行っている女性が住んでいます。女性は長年の活動から、関係者の間で“神様”と呼ばれるほど信用を得ていて、今回の事態に皆ショックを受けているということです。
「いつも老犬やけがしている犬をメインで引き取っていたイメージがある。そんなイメージがあったので神様みたいな人だなと私は思っていた。」（「ＧＵＡＲＤＩＡＮ」 秋山文子さん）
一方、一部からは女性が多数の犬などを引き受け続けることに疑問の声もあがっていました。
「引き受けた犬たちを譲渡している雰囲気が全然ないのに、その犬たちをどこにどうやるつもりであれだけたくさんの犬や猫を引き受けてきたのかなと、みんな不思議で仕方なくて。」（犬を預けた人）
５日朝、ＭＢＳの取材に対して女性は…
（記者）「家にはどれくらいの数の死体が？」
（女性）「たぶん２０～３０。」
（記者）「なぜこんなに犬や猫が死んでいる？」
（女性）「それは看取り覚悟で保護していた子たちばかりなので。」
（記者）「どういう飼育をされていた？」
（女性）「普通にエサとか毎日ちゃんとやっていました。…ちょっとすみません、警察くるんで。」
警察は動物愛護法違反の疑いで女性の自宅を捜索するなど捜査を進めています。
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