メッツに所属していた1985年にサイ・ヤング賞を獲得し、86年のワールドシリーズ優勝にも貢献したドワイト・グッデン氏(55)が、昨年6月に逮捕されたコカイン所持事件で1年の保護観察処分とする判決を12日に受けた。

グッデン氏は当時、高速道路を遅いスピードで蛇行運転していたために警察に停車を命じられ、その際に車内からコカインが入ったプラスチック製の袋が2つ発見されていた。

同年8月に有罪を認める答弁を行い、薬物のリハビリプログラムを完了すれば収監を免れる運びになっていた。

グッデン氏は12日、判事に対して「薬物乱用からの回復が第一だと理解している。この一件が私の命を救った」と述べた。

同氏は、コカイン陽性が判明して94年の一部と95年シーズン全体の出場停止処分を受けたことがあった。(AP)