旅するイタリア料理店が期間限定あすオープン尾鷲・九鬼：中日新聞Web - 中日新聞

試食会で料理を振る舞う原口さん（中）と宮舘さん（右）＝尾鷲市九鬼町の「網干場」で

　尾鷲市九鬼町のイベント施設「網干場（あばば）」に、日本各地を旅するイタリア料理店「食堂アメイル」が１７日から期間限定で出店する。大阪府出身のシェフ、原口開成さん（２４）は「地元の食材を生かした料理をぜひ味わって」と話している。

　網干場はＮＰＯ法人「九鬼ＡＢＡＢＡ倶楽部（くらぶ）」が運営。２０２１年に食堂が閉店した後、喫茶店やオンラインで仕事などができる施設として活用してきた。地元で取れた魚の販路確保や、高齢化が進む地域に若者を呼び込むための方策など、地域の課題解決に向けた今後の方向性を探る中、メンバーの１人が当時東京に出店していたアメイルに足を運び、出店を働きかけた。

　アメイルは、昨年３月に島根県に出店したことから始まった料理店。原口さんが料理、埼玉県出身の宮舘凜寧さん（２２）がホールとデザートを担当する。旅をしながら店を開いており、尾鷲の次は岩手県などでの営業を予定している。

　２人はその土地の食材を生かした料理にこだわる。１５日に開かれた施設関係者向けの試食会では、尾鷲のガスエビを使ったリゾットやアカイカのペペロンチーノなど、ランチ向けに考案した３品がテーブルに並んだ。料理を味わっ...

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