今年3月まで、阪口克さんと娘の春音さんが連載していた「冒険食堂」が本になりました。「冒険食堂 子どもの好奇心を刺激するアウトドア料理レシピ」(山と渓谷社、1320円)は、たき火のおこし方から料理の作り方まで写真とともにくわしく紹介しています。阪口さんは「豪快な調理に挑戦できるのがアウトドアクッキングの魅力です」と話しています。
「冒険食堂 子どもの好奇心を刺激するアウトドア料理レシピ」は、持ち歩きに便利なハンドブックです。初めてアウトドア料理に挑戦する子どもに向け、火消しつぼや革手袋など必要な道具、たき火のおこし方、火を使う時の注意点、消火の仕方など基本から教えてくれます。
野菜ごろごろポトフ、ほかほかご飯と手作りふりかけ、アルミホイル焼きなどの定番料理のほか、段ボールオーブンで作るローストビーフやピザ、回して焼くバウムクーヘン、タイの塩釜焼きといったアイデア料理まで、さまざまなレシピを紹介しています。
阪口さんは「フライパンで焼く、鍋で煮るなど、普段の家庭料理と同じにならないよう、さまざまなメニュー、調理法を家族で話して決めました。また、全国どこのスーパーでも買える食材で作れるよう、レシピを工夫しました」と話します。
阪口さんのおすすめは、稲わらを使って香ばしく焼いたカツオのタタキです。春音さんは「段ボールオーブンで作ったメニューが一番です。特に、ピザはサクサクでいつもより何倍もおいしかった」と言います。買ってきたチキンが大きすぎてダッチオーブンに入らなかったり、バウムクーヘンの生地がゆるすぎて粉を足したりとハプニングもありましたが、「一から作った達成感があるので、どれもおいしく食べられました」と春音さんは振り返ります。
アウトドア料理の魅力について、春音さんは「電気やガスコンロなどを使わず、自分の力で火をたくところからスタートして料理ができること」と言います。阪口さんは「アウトドア料理は火加減が難しかったり、段取りがスムーズにいかなかったりしますが、慣れると普段の台所での調理がすごく楽になりました」と話しました。【篠口純子】
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