静岡県は29日、有名店の料理人が県内産食材で腕を振るう初めての企画「美味らららダイニング」を富士宮市の富士山本宮浅間大社で実施した。旅先の食文化を楽しむ「ガストロノミーツーリズム」推進事業の一環として県内外の希望者30人を招き、日本一の高低差を誇る富士山から駿河湾までをテーマにしたコース料理を提供した。
同ダイニングは焼津市で鮮魚店を営む前田尚毅さんのプロデュースで、フレンチ「馳走西健一」(同市)の西健一さんと無国籍料理「シンプルズ」(静岡市駿河区)の井上靖彦さんのほか、新潟県の桑木野恵子さんと小林宏輔さんが厨房に立った。
4人は日本一の高低差をテーマに、コースの中で山を表した皿から海の皿へと10品ほど提供した。「森のスープ」は富士宮産鶏のスープに県内で育った樹木を香り付けに使った。「海底」と名付けられたキンメダイのローストは駿河湾で取れた魚のだしやイカスミで作ったソースを添えた。
ガストロノミーツーリズムは食を楽しむだけでなく、地域の食材や食にまつわる風土、歴史を含めた食文化に触れてもらう狙いがある。料理に込めた本県の魅力をシェフが解説したほか、参加者は県富士山世界遺産センターや浅間大社を巡って富士山と共に歩む富士宮の暮らしに理解を深めた。
(富士宮支局・国本啓志郎)
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