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山口)岩国市 小中の授業再開 保護者、戸惑いと安堵感 [新型コロナウイルス] - 朝日新聞

 山口県岩国市で7日、新型コロナウイルス感染拡大に伴って臨時休校となっていた市内の小中学校の授業が再開された。県内の市町の大半の公立学校は県立学校と同じく24日までの休校を決めており、大型連休後の再開は岩国市が初めて。保護者からは戸惑いや市の判断に一定の理解を示す声が聞かれた。

 再開したのは市内の小学32校と中学14校。入学式や新学期開始後の児童・生徒の通学は6回程度しかなく、学校に慣れていない小学1年生には保護者が登校に付き添った。錦帯橋近くの岩国小では、検温を済ませて通学してきた5年生の女児は「勉強は苦手だけど友だちに会えるのが楽しい」、5年生男児は「宿題が面倒だった。早く日常に戻ってほしい」と声を弾ませた。

 各校とも13日までは午前中授業。給食や部活動を含めて14日以降に通常通りになる。校内では「3密」にならないよう教室の換気や手洗いの指導などを徹底しており、岩国小6年のクラスでは、担任が机の間隔を空けて着席した児童たちに「学校が始まったからといってまだ気を緩めてはだめ。(全県再開までは)用心して過ごす2週間です」と注意を促した。

 1年生のクラスでは「4月にやったことを思い出しながら勉強しようね」と、緊張した面持ちの児童たちに担任が呼びかけていた。

 7日からの再開を決めた理由について、福田良彦市長と守山敏晴市教育長は連名でメッセージを出し「(4月11、12日確認の市内の感染者は)濃厚接触者や感染経路が判明し、新たな感染者も確認されていない。学校での感染拡大防止策を徹底した上で再開は可能と判断した」とした。その上で「出口の見えないまま(休校を)長期化することは、子どもたちの健やかな成長に大きなマイナスになる」と理解を求めた。

 小1と小5の7日の登校に付き添った母親(36)は「岩国だけの再開なのでちょっと不安。でも、保育園を出たばかりの下の子は長い休みに慣れていなくて泣いていたので助かった。複雑ですね」。別の母親(29)は戸惑いと安堵(あんど)感が「半分半分」と話した。

 岩国市教委は感染への不安などから保護者の判断で登校を自粛した児童・生徒は病気などの「欠席」ではなく、やむを得ない事情による「出席停止」の扱いとしている。通常の授業日だった4月9、13の両日だけでも出席停止した児童・生徒が400人以上いたことから、こうした子に対する今後の学習のサポートを検討中だ。米軍岩国基地は、軍人や軍属らに対して基地外の学校や保育施設に子どもを通わせないよう求めている。

 休校措置が長引く中、文部科学省は段階的に学校再開を求める通知を都道府県教委に出している。6日に岩国市内で小2と小4の子どもと買い物していた父親(50)は「再開は賛成。学校でもしっかり予防したらいい」。小4と中3の母親(44)は「不安だけど、仕事をしているのでありがたい」と話した。広島県では休校が続いており、和木町の小4の父親(44)は町の休校を「賢明な判断」と話した。(具志堅直)

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May 08, 2020 at 07:00AM
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