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「保護主義に屈しない」…ポール・マデン英駐日大使が寄稿 - 読売新聞

 英国のポール・マデン駐日大使が、日英の経済協力について本紙に寄稿した。

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 世界は新型コロナウイルス感染症の危機による甚大な経済的打撃に直面しており、英国と日本は改めて、開かれた市場の推進役として協力する。極めて深刻な健康被害から世界が回復し始める中、開かれた世界のサプライチェーン(供給網)を維持し、保護主義に屈しないことが一層重要だ。労働者、企業、消費者にも有益だろう。

 英日は新しい自由貿易協定(FTA)の交渉を開始する。日本と欧州連合(EU)の経済連携協定(EPA)に基づき、サービスやデジタルなど共通の関心分野で、より野心的に取り組む。環太平洋経済連携協定(TPP)にいずれ英国が加盟する第一歩となることを願う。

 英国は1月末にEUを離脱した。移行期間の期限は12月31日で、延長はない。年末までに新FTA締結が必要だ。

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June 09, 2020 at 07:55PM
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