福島県伊達市は２２日、事務の遅れを取り繕うため上司らの名字の印鑑を購入して公文書に押すなどした健康福祉部の男性職員（４９）を減給１０分の１（６カ月）の懲戒処分にしたと発表した。
市によると、男性職員は２０１９年４月、市が社会福祉協議会などに委託している業務について、契約の事務処理を怠った。また、同年１２月～２０年１月ごろ、上司や他部署の管理職の印鑑を購入したり、机から勝手に持ち出したりして公文書１１件に不正に押印した。支払いや補助金交付のための事務など３８件もしていなかった。
３月、書類が提出されないことを不審に思った上司が男性職員の机を探し、不正な書類を見つけた。市は同月、事務処理を終え契約相手に謝罪した。男性職員は「他の業務を優先して後回しになった。自分で処理しようと思ってしまった」などと話しているという。
市は管理職を集めた研修会を開くなどして、再発防止に努める。【渡部直樹】
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July 23, 2020 at 07:51AM
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遅れごまかすため…上司の名字の印鑑購入し公文書に押印 福島・伊達市職員 - 毎日新聞 - 毎日新聞
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