戦争末期、川崎市から上伊那地域に疎開した旧日本陸軍の研究機関「登戸研究所」や当時の状況について伝える企画展が、駒ケ根市立博物館で開かれている。同館や地元の登戸研究所調査研究会が、研究所の全体像や新たに確認した行政文書など、当時を物語る史料を展示した。三十日まで。 (石川才子)
行政文書は、同館に保管されていた一九四五(昭和二十)年の旧赤穂町役場や旧中沢村役場(ともに現駒ケ根市)の資料。登戸研究所の疎開が本格化した六月、陸軍大尉が各町村長に宛てた「情報蒐集(しゅうしゅう)ニ関スル通報ノ件」では、問題が生じる恐れがある場合の通報を求めている。
「記」の欄に書かれているのは「部隊、工場等勤務者ニシテ其(そ)ノ町村ニ悪影響ヲ及ボス言動アリタル場合」「一般民衆ニシテ思想的ニ動向不穏ト認ムル者アリタル場合」など。研究会の松久芳樹さん(68)は「戦争の体制づくりと併せて、住民の思想的な管理も読み取れる」と指摘する。
終戦から二カ月後の十月に上伊那地方事務所長が町村長に宛てた「聯合軍(れんごうぐん)進駐ニ関スル件」は、「聯合軍ニ対シテハ萬(まん)幅ノ誠...
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