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突然の幼稚園閉鎖案に保護者「考え直して」 三田市の再編計画巡り反発 - 神戸新聞

 兵庫県三田市が進める市立幼稚園の再編計画案について、高平幼稚園の保護者らが撤回と市からの丁寧な説明を求めて活動団体を立ち上げたことが6日、分かった。市は同園を閉鎖し、志手原幼稚園と統合する方針を示す。保護者らは「一方的に閉鎖案を示すのは市民参画を定めた市の条例に反する。計画に反対しているのではなく、一から考え直してほしい」と反発。市は「まだ案の段階で、計画を見直す余地はある」とする。(高見雄樹)

 高平幼稚園の保護者が立ち上げたのは「三田市立幼稚園再編計画対応協議会」。高平小学校の保護者らも活動を応援する。

 保護者らは、市政への市民参画を定めた「まちづくり基本条例」に従った対応を市に要望。「幼稚園再編のような重要計画は、企画立案段階から市民が参加すべきだ」と求めている。

 9月には、弁護士と大学教授でつくる市のオンブズパーソンに、同様の意見で計画の取り下げを申し立てた。同パーソンは市から独立して調査し、2カ月以内に調査結果が報告される。

     ◇

 市内にはニュータウン以外の地域に10カ所の市立幼稚園がある。有識者による市子ども審議会は昨年、2023年度に市立幼稚園を再編して認定こども園にすることを答申。今年8月の総合教育会議で、本庄と藍を広野に統合する「広野認定こども園(仮称)」を23年4月、小野、母子、高平を志手原に統合する「志手原認定こども園(同)」を24年4月にそれぞれ開園する計画案を示した。

 高平の保護者らはこの時点で初めて閉鎖を知った。

 市幼児教育振興課は「何もないところで再編を議論できないので、たたき台として計画案を示した」とする。案は決定事項ではなく「見直しと修正はあり得る」と説明している。

 市は9月から、再編対象となる幼稚園がある市内7カ所で説明会を開催。高平地区では10日午後3時半~5時半、高平小体育館で予定している。

 同課は「持ち帰って検討すべき意見や質問があれば、再度説明会を開く。計画案を一方的に進めるつもりはない」とする。

 同協議会代表の牲川(せがわ)慶さん(48)は「地域の事情を知らずに、いきなり閉鎖という案が出てきた。市民と一緒に考えて進める姿勢がなければ、案に賛成も反対もできない」と話す。

     ◇

 教育施設の再編をめぐっては藍中学校と長坂中の統合計画も昨年、地域の反発で白紙撤回された。「計画案を突然示し、案に沿った方針で着地させようとしている。説明不足だ」との声は、対象の地域住民から常に上がっていた。

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October 07, 2020 at 03:30AM
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