城端の善徳寺でNPO
城端別院善徳寺(南砺市城端)の資料調査に当たるNPO法人・善徳文化護持研究振興会は、資料を保存し研究に生かすため、古文書をデジタル化する作業を始めた。二〇二四年度までの五年間でA3判に換算して九万四千枚をデジタル保存し、解読を目指す。(松村裕子)
十月から職員二人を雇い冊子や巻物も含め古文書をスキャナーで読み込み、ゆがみを補正して文字が読める状態で保存する。一日最大四百枚の保存を見込み、県文化財の約九千三百点は来年度中に保存作業を終える。藩主や門首の手紙など古文書自体に価値がある約二百点は、カメラで全体が分かるように撮影する。
来年度からは、募集した古文書の専門家らがインターネット上で古文書を見て、読み下し文や現代語訳などを入力する解読作業に入る。解読者は少なくても五十人以上必要で、本年度は募集に当たる。県や市の補助を受けるほか、寄付を募る。
文化財になっていない未整理の古文書も多数あり、文化財の資料を保存後の二二年度以降、国の補助を受け同様にデジタル化する。
善徳寺は現在地に移って以降、約四百六十年間、火事で焼けておらず、江戸時代には加賀藩からの通達を県内の寺へ伝える触頭(ふれがしら)で藩や県内の寺からの情報が集まった。浦辻一成・古文書調査班長(65)は「表紙のタイトルだけで中身が分かっていない冊子も多く、解読が進めば新しい事実が分かる可能性がある」としている。(問)同振興会0763(62)0023
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