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【パパ料理のススメ】(51)父の日に自分で肉料理を作ろう - 産経ニュース

父の日におすすめのスペアリブ

今月19日は父の日だ。パパ料理研究家として活動を始めてからずっと、父の日は、父親が家族に料理を作って感謝の気持ちを伝える日にしようと言ってきた。

家族のための「日常料理」を作る父親を増やしたいということもあるが、なんとなく、いすに座って感謝されるより、体を動かして自らイベント主催者になるほうが楽しいと思うからだ。家族からのサプライズを期待していたら、何もなかったというのも悲しい。手帳には6月19日に父の日と書かれているので自分が忘れることはない。

父の日に自分で作る料理は、自分が食べたいものを作ってみては。パパ友に、どんな料理を作りたいか聞くと必ず肉料理と返ってくる。オンライン料理教室のメニューも肉料理が人気だ。妻の得意料理とかぶらず、自分の得意料理になるようなものが理想。じゃあ、スペアリブはどうだろう。見た目が豪華で、食べ方も豪快。父の日らしい一品かも。

作り方は意外と簡単。肉にフォークで穴をあけ、ジッパー付き保存袋に、すりおろしたタマネギとニンニク、ケチャップ、ソース、ハチミツ、しょうゆを入れ、漬けてからオーブンで焼くだけだ。小さな子供と一緒に仕込みやすいのもいい。

材料の豚の骨付きあばら肉は、スーパーで手に入りやすい。初めての料理でも、チャレンジしてこそ父の日にふさわしい。

食欲をそそる色と香りに誘われ、かぶりつく。骨の肉を歯でこそげとる。静かに食べる家族。カニを食べる時と同じ。おいしさを堪能するとき、人は自然と黙食になるのだ。(パパ料理研究家 滝村雅晴)

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