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甘みと辛みが真夏の融合「とうもろこしのアラビアータ」【元イタリアン料理人のレシピ】 - メシ通

こんにちは! 元イタリアン料理人、現役専業主夫料理人パパイズムです。

長年イタリア料理に携わってきた経験を活かして、身近な材料で、できるだけ手軽に作れるおいしいパスタレシピを日々研究している私。今回ご紹介するのは、旬のとうもろこしと、ストックしているツナ缶を使った辛口のパスタ「アラビアータ」です。

食べると、唐辛子の辛さで怒ったように顔が真っ赤になることから名づけられた、といわれるアラビアータ。

わが家は子どもがまだ小さいので、家族そろって食べる普段の食事ではなかなか辛い料理を出せません。というわけで1人、キッチンでこっそり作っているアラビアータを、以前もショートパスタ版、ロングパスタ版とご紹介しました。

www.hotpepper.jp

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今回は、とうもろこしの粒がよく絡むようにロングパスタのスパゲッティでいきましょう!

パパイズムの「とうもろこしのアラビアータ」

【材料】(1人分)

  • スパゲッティ(1.6~1.7mmがおすすめ) 100g
  • 水 1.2L
  • 塩 12g(茹で用)+適量(味付け用)
  • にんにく 1~2片
  • 唐辛子 2本
  • オリーブオイル 大さじ2
  • ツナ缶(オイル漬け) 1缶
  • とうもろこし(皮をむき、ひげ根を取る) 1/2本
  • 粉チーズ 小さじ1

作り方

1.にんにくは、かたい根元を包丁で落として皮をむいたら、2mm程度の厚さにスライスします。唐辛子はヘタを落とし、種を取っておきます。

今回、にんにくはソースの香り付けだけでなく具材にもなるので、みじん切りではなくスライスして、ホクホク食感に仕上げます。

2. とうもろこしはラップに包み、電子レンジ600wで3分加熱して、

実を包丁でそぎ落とし、ひと口サイズに軽くほぐします。

とうもろこしの実は、ある程度、塊があったほうが見栄えも食感もよくオススメ。

また、とうもろこしは生の状態より加熱した方が甘みが引き立つので、こうしてレンチンした後に、フライパンで炒って香ばしさを出します。

3. スパゲッティを茹でます。鍋や大きめのフライパン(今回は26cmのフライパン使用)に水と塩を入れて沸かします。沸騰したらスパゲッティを入れ、パッケージに書いてある時間のマイナス1分茹でて、コシのあるアルデンテ食感に仕上げます。

4.スパゲッティを茹でている隣で、アラビアータのソースを作ります。フライパンにオリーブオイル、にんにく、唐辛子を入れて中火にかけます。

にんにくをこまめにひっくり返しながら、にんにくがきつね色になるまで1~2分加熱し、オイルににんにくの香りを移していきます。

オイルから煙が出始めたら、にんにくが焦げて苦くなるので、フライパンを火から外してください。余熱で火を入れ、オイルの温度が下がり煙が出なくなったら、再び火にかけます。

5. にんにくの両面がきつね色になったら、

唐辛子と一緒に一度取り出します。

唐辛子は、入れっぱなしにするとかなり辛くなるのでここで一度取り出しました。辛めに仕上げたいときは入れっぱなしでOKです。

6. 油跳ねしないよう弱火にしてから、5に油を切ったツナを入れ、

汁気がなくなるまで炒め、とうもろこしも加えます。とうもろこしの表面にほんのり焦げ色が付くまで炒めます。

ツナと同じく油跳ねしやすいので、フライパンのフタをしながら炒めると安全です。

7.6にトマト缶を入れたら中火にして、底が焦げないようにヘラなどでかき混ぜながら、2分程度煮込みます。

煮込んでトマトの酸味を飛ばしたら、塩適量で味を調え、火を止めてスパゲッティの茹で上がりを待ちます。

8.スパゲッティが茹で上がる直前に、7のソースを中火で温め直し、フツフツとしてきたら火を止めます。スパゲッティが茹で上がったら、トングなどでつかんでソースの入ったフライパンに移し、手早く和えます。

ロングパスタもショートパスタも、ザルにあげてザ~ッと湯切りしてからおおよそ5秒以上放置すると、パスタの中の水分まで過剰に抜けてパサパサになってしまいます。そこで、茹で上がったパスタは滴る茹で汁だけを軽く切ってソースと絡めるか、ザルにあげてすぐソースと絡めるのがおすすめです。

9.器に盛り付け、取り出した唐辛子を飾ります。仕上げに粉チーズをかければ完成です。

スパゲッティをつかみ、具材はふるい落としてから、まずはスパゲッティだけを盛り付けます。その後で、具材をこんもりとのせるようにすると見栄えアップです!

香ばしくて甘いとうもころしと、じわじわやってくる辛みと

アラビアータといえば、ベーコンでうま味を、玉ねぎで甘みを出すのがセオリーなのですが、今回はどちらも使いませんでした。代わりに、ツナに含まれるうま味(イノシン酸)ととうもろこしの甘みでさっぱりした仕上がりに!

ひと口食べると、香ばしく炒めたとうもろこしから、ジュワッと甘い果汁があふれます。そして、あとからじわじわとやってくる唐辛子の辛み。この甘みと辛みがケンカすることなく、互いに引き立て合います。

とうもろこしは缶詰でもいいのですが、炒めたときに香ばしさが出にくいので、フレッシュなものを使うのがオススメですよ。

ツナ缶と旬のとうもろこしで作る、辛くてウマいアラビアータ。ぜひ食べてみてください!

作った人:パパイズム

パパイズム

2児の父として、日々家事育児に奮闘する主夫兼料理研究家。イタリアナポリピッツァの職人として10年間働いたのち、現在はプロの料理人としての経験を活かし、企業・飲食向けの商品開発や、「節約しながら家で簡単に作れるプロの味」をブログやInstagramで発表中。好きな食べものはいぶりがっこ。

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