大手百貨店が1日までに来年正月用のおせちを発表し、今後の商戦本格化へ早くも始動した。各社は新型コロナウイルス禍による行動制限が解消され、帰省する人が増えると想定。若年層を含め幅広い年代で楽しめる肉料理中心のメニューや、「自宅飲み」需要を見込んだつまみ系などの商品を強化している。
食材など原材料費の高騰で、各社のおせちも10%前後の値上げとなる見通し。イクラやカニはロシア産がウクライナ侵攻で入手困難になり、調達先を国産に切り替えたり、量を減らしたりするケースも見られた。
高島屋の担当者は「各世代が集まる機会なので食の多様化に配慮した」と話す。
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