兵庫香美町「未利用魚」の料理高校生らが考案大阪で提供｜NHK 関西のニュース - nhk.or.jp

日本海に面した兵庫県香美町の高校生らが地元で水揚げされる魚のうち、一般に流通しない「未利用魚」を使った料理を考案し、大阪市内のレストランで提供が始まりました。

１７日から提供が始まったのは、香美町で水揚げされたものの小さかったり形が悪かったりして流通しない、いわゆる「未利用魚」を使ったメニューです。
地元の漁協や香美町が企画したもので、水産資源の有効活用について考えてもらい、国連が掲げる持続可能な開発目標「ＳＤＧｓ」についての理解を深めようという狙いです。
メニューは、水産業について学ぶ香住高校の生徒や大阪の調理専門学校の学生らが考えました。
初日の１７日は「甘えびと茸のアメリケーヌソーススパゲッティ」と、深海魚の「ドギの南蛮漬け」が提供され、多くの人が注文していました。
注文した男性は、「甘えびの味がしっかり出ていておいしいです。味がよければ食材の大きさや形などは気になりません」と話していました。
「ドギの南蛮漬け」を考案した香住高校の太田隼誠さんは、「食感を生かすよう、さばき方を工夫しました。どんな魚も食べられるようになったら有効活用できると思うので、これからも考えていきたい」と話していました。
香美町の未利用魚を利用したランチは、大阪・北区中之島のレストランで今月（１０月）２１日まで１日３０食限定で提供されます。

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