11月30日発表の「オリコン年間BOOKランキング2022」で、料理研究家・リュウジの『リュウジ式至高のレシピ 人生でいちばん美味しい! 基本の料理100』(ライツ社)が、ジャンル別「料理・グルメ」で期間内売上20.6万部を記録し1位を獲得した。
【画像】アクをとらずにひたすら味噌で煮込む…YouTubeで841万再生された「至高の豚汁」
今回の快挙にリュウジは「そんなに売れたの?」と驚きつつも、「料理の本が売れるということは、その分、料理人口が増えるということ。そうなるのが僕は一番嬉しい」とコメント。読者に対して「今回の本はどれも基本の料理なので、誰でも体得できるんです。なので、これを基本にあとは色々アレンジしながら、“自分の至高”というのを見つけていただけたら嬉しいです」と語った。
本書は、YouTube登録者数342万人(11月28日現在)を誇るYouTubeチャンネル「料理研究家リュウジのバズレシピ」で話題のリュウジが2年の制作期間をかけて形にした1冊。「邪道にして至高」をコンセプトに、ペペロンチーノやハンバーグ、ポテトサラダなど、定番メニューをウマさと効率を限界まで両立させた一冊。水を一滴も使わない「無水肉じゃが」、包まないオムライス、水で煮るチャーシュー、イタリアに行かなくても食べれる本場のティラミスなど、邪道だけれど、自分史上最高の味に変えられるレシピ100品が紹介している。
■リュウジからのコメント全文
──「第15回 オリコン年間“本”ランキング 2022」 BOOKランキング ジャンル別「料理・グルメ」で1位を獲得されました。受賞の感想をお聞かせください。
まずは、「そんなに売れたの?」と驚きました。今までYouTubeで登録者数とかそんなに数字は気にしていませんでしたけど、数字がないと見てもらえないのも事実なので、今回“ランキング1位”という冠をいただけたのはすごく嬉しいことだなと思います。
料理の本が売れるということは、その分、料理人口が増えるということ。そうなるのが僕は一番嬉しいんです。
今回はペペロンチーノやハンバーグ、グラタンといったすごく王道のメニューが集まっている。いわば料理人としての実力で勝負している本なので、それがたくさんの人に興味を持ってもらえたというのがすごく嬉しいです。
──リュウジさんがレシピを考案するときに心がけていることは何ですか?
やっぱり“バズる”ことですね。バズらないことももちろんやるんですが、動画を作っても本を作っても、見ていただかない限りは何の意味もないですから。バズらせないと意味がないんですよね。
ただ、日本の料理というのは、みんなレシピを見るんですよ。人って「ハンバーグが食べたい」とか「ビーフシチューが食べたい」ってなったときに検索するんです。そこにうまく引っかかると数字が伸びる。なのでレシピを考えるときは、今みんながどういった定番料理を求めているのかとか、どんな料理がトレンドなのか、をすごく考えます。
あとは、四季。日本人は四季で食べるものを選んだりするので、今は白菜や大根がすごく伸びるなとか、冬なら鍋料理とかあったかいものがいいかなとか、そういうことにはすごく気を付けています。実際に、去年の鍋料理の動画が、最近になってまた再生数が伸びたりすることがあります。だから季節感はけっこう大事にしていますね。
──今回のレシピ本でもおつまみになるレシピもたくさんありますし、動画ではお酒を呑みながら作るリュウジさんの姿がもはや定番になっています。なぜそのスタイルが定着したのでしょうか。
こいつなんで料理してるのにお酒呑んでるんだ?みたいなのをフックに、動画を見始めたという人も結構多いんです。
料理って多少のエンタメ要素が必要というか、(料理を作ることに対して)みんな面倒くさいと思う部分もあると思うので、ちょっとテンションを上げることも必要だなと僕は思うんですよね。
人によってはそれが“飲み物”だったり“音楽”だったりするかもしれない。でも、総じて楽しくやるというのが一番なので、僕はそれを体現しているんです。だから純粋に料理だけを見たいという方には、僕の動画はきついかもしれないですけど(笑)。
──リュウジさんの今年の活躍を、漢字一文字で表すと何だと思いますか?
今年もおかげさまで忙しく、呑みのお誘いも多くて。YouTube動画を撮影する時はいつも迎え酒状態だったので、『酔』(すい)ですね。酔うと格言じみたこともよく言うらしいので(笑)。
──今回、受賞した本を手に取ってくださった方々へのメッセージをお願いします。
“あざす”!これに尽きます(笑)。
今回の本はどれも基本の料理なので、誰でも体得できるんです。なので、これを基本にあとは色々アレンジしながら、“自分の至高”というのを見つけていただけたら嬉しいです。
※オリコン“本”ランキングは2008年4月よりスタート
【集計期間】2021/12/6付~2022/11/28付(実質集計期間:2021/11/22~2022/11/20)
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