ひと：関谷健一朗さん＝日本人初、仏料理界最高称号を受章 - 毎日新聞

関谷健一朗（せきや・けんいちろう）さん（43）

　仏文化の最も優れた継承者としてふさわしい高度な技術を持つ職人が選ばれる「フランス国家最優秀職人章」（MOF）。2022年11月、日本人として初めて料理部門で受章することが発表され、勤務先のホームページでコメントした。「ここまで支えてくださった皆様、外国人である私を仏文化のいち担い手として認めてくださったフランスの方々にも、心から感謝いたします」

　千葉県の出身。専門学校を卒業しホテルで経験を積んだ後、22歳で渡仏した。「仏料理界の神様」と呼ばれた故ジョエル・ロブション氏に師事し、パリの同氏のレストランで副料理長に抜てきされた。10年に帰国し、東京・六本木、次に恵比寿の「ロブション」のレストランでシェフを務めつつ、さらなる飛躍を目指した。18年、仏料理シェフの登竜門とされる「ル・テタンジェ国際料理賞コンクール」で優勝した。日本人では2人目と…

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