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大宮『くり山』月曜から予約必須。自家製料理と旬の魚介。人気の理由とは? - Syupo [シュポ]

走食遊笑 味処くり山』は月曜日から予約で大半が埋まる人気店。人気の理由は旬の魚介類と、自家製の定番酒場料理の安定した美味しさ。カウンター席で一人飲むもよし、数名の飲み会で使うもよし。明るい大将が中心になって切り盛りする居酒屋の良店です。

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暖簾をくぐればわかる、パリッとした名居酒屋

埼玉を代表するターミナル・大宮駅を中心として巨大な繁華街が広がるさいたま市大宮区。

武蔵國一之宮 氷川神社の門前町であり、中山道六十九次の日本橋から数えて4番目の宿場町でしたが、大宮に鉄道が開通した頃は家屋240戸ほどの小さな町で、当初は駅も設置されませんでした。1885年、高崎方面と東北方面を分岐するために大宮駅が建設され、操車場や鉄道工場も併設されると、鉄道の町として急成長をはじめます。

歴史があり、産業があり、さらに利便性がいい。そういう街にはいい居酒屋があるものです。

外観

今回ご紹介する『くり山』は、大宮の数ある名店の中でも比較的新しい2001年創業の居酒屋です。

店構えはシンプルですが、17時の開店時間に合わせて、次々とお客さんが訪れる圧倒的な人気店です。

内観

暖簾をくぐると厨房から大将が「いらっしゃい」と威勢よく迎えてくれます。女将さんもでてきて席へと案内してくれました。典型的な居酒屋の造りで、厨房に向いた7席ほどのカウンターと、対面に小上がり6卓、テーブル席が1卓あります。

飴色に照らされた空間と、壁一面に貼られた半紙の品書きが印象的です。店内には神棚もあり、落ち着いた雰囲気が漂います。テレビに映る情報番組の声や、厨房から聞こえる包丁を叩く音がBGMとなっており、居酒屋らしいアットホームな雰囲気が楽しめます。

品書き

お酒

  • 樽生 サッポロ黒ラベル 中:500円
  • 瓶ビール サッポロ黒ラベル 大瓶:650円
  • 日本酒 白雪:1合350円・2合 600円
  • 日本酒 高清水:500円
  • 日本酒 菊水の辛口:600円
  • ひれ酒(とらふぐ):800円
  • チュウハイ:300円
  • 緑茶ハイ:300円

今日のおすすめ

  • 貝類刺身三点盛:800円
  • 酢〆いわしのかっぱ巻刺:650円
  • 大あさりバター:700円
  • いそつぶ貝煮付:550円
  • 大きんき煮付:1,600円
  • 初物あゆ塩焼き:650円
  • 若あゆ天ぷら:600円
  • 本日のサービス品 かつお刺身・たたき・土佐造り:600円
  • かれいから揚げポン酢:600円
  • 生くじら竜田揚げ:600円
  • まぐろ入り刺身三点盛:800円
  • 自家製ほや塩から:450円

定番のメニュー

  • あじなめろう:650円
  • 活ホタテ刺身:700円
  • ミックスヌタ:600円
  • 自家製マカロニサラダ:500円
  • 自家製西京焼:650円
  • 自家製エビマヨ:800円
  • すき焼風肉豆腐:600円
  • 生あじフライ:600円
  • カニクリームコロッケ:600円
  • 手羽先甘辛煮:500円

安くて美味しい旬の料理。人気の理由はすぐわかる。

サッポロ生ビール黒ラベル(500円)

1杯目の生ビールから、店のあり方、大将の姿勢が感じられます。昔ながらの寸胴のサッポロジョッキに、きめ細かな泡を載せたキンキンのサッポロ生ビール黒ラベルがでてきました。極上の1杯で乾杯

グラスやディスペンサーの洗浄は完璧。冷え具合やガス圧もばっちり。『くり山』に来たら一杯目は生ビールがオススメです。

お通しは切り干し昆布(日替わり)です。

かつお土佐造り(600円)

手元の日替わりメニューだけでなく、店内を埋め尽くす品書きやホワイトボードを見ているうちに、何を頼もうか迷ってしまいました。

よく見ると、「本日のサービス品」という項目があるではありませんか。かつお刺身が今日のおすすめです。初鰹の季節ですから、これにしましょう。首都圏では珍しく土佐造りをやっているようです。

そうして出てきたかつおの土佐造りがこちらです。うす切りの玉ねぎやニンニクだけでなく、紫蘇や食用菊まで散りばめたサラダのような盛り付けは、彩りがあり目でも楽しめる逸品です。かつお刺身も分厚く、大満足です。

日本酒 白雪(350円)

美味しい刺身には、日本酒を。小西酒造の白雪をお燗にしてもらいました。

チキンカツカレーのせ(650円)

ふぐ白子や寒ブリしゃぶしゃぶなども品書きに並ぶことがある、旬の魚介料理が看板メニューの『くり山』ですが、大衆的な料理もひと手間かけた自家製揃いです。

例えば、人気のチキンカツカレーのカレーは自家製で、ジューシーな揚げたてチキンカツにたっぷりとかけて提供されます。

これはまさに「居酒屋のカレー」といった味わいで、ビールやチュウハイはもちろん、意外と普通酒のお燗ともよく合います。

チュウハイ(300円)

甲類ベースのプレーンなチューハイです。今の時代、こうした雰囲気の居酒屋で1杯300円は貴重な価値だと思います。しっかりと美味しい料理と適度な距離感のベテラン接客で、心地よいひとときを過ごせました。チューハイでクールダウン。

カウンター席も満席になったので、そろそろ席を空けようと思います。お会計をお願いします。

ごちそうさま

飲み方次第ですが、予算は2,500円から5,000円程度でしょう。一人での利用はもちろん、飲み会にもおすすめです。グループでの利用の場合は予約をするほうが安心です。客層は40代以上の方が中心で、賑やかな雰囲気ではありますが騒がしいわけではないのも魅力の一つです。

近くにある個性的な店

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(取材・文・撮影/塩見 なゆ)

店名 くり山
住所 埼玉県さいたま市大宮区大門町2-26 鍵利ビル 1F
営業時間 営業時間
[月~土]
17:00~23:00
定休日
日曜
開業時期 2001年

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