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3千メートル級の山々に囲まれる信州・伊那谷。その中にある長野県箕輪町の築百数十年を経た古民家の元倉庫で、三浦俊幸さん（61）は「GUUUT（グート）」を営んでいます。
店名はタイ語で「生まれる」という意味で、1日にもてなすのは1組（6人まで）だけ。赤ソバやキノコ類、果物など地元産の食材をふんだんに使ったコース料理は独創的で、自ら水田で養殖したフナを熟成させたナンプラーを始め、タイ北部・東北部と伊那谷に共通する「発酵」の技が随所に採り入れられています。
その土地でしか食べられない味を提供して旅の目的地に選ばれる「ディスティネーションレストラン」が話題ですが、GUUUTもその一つ。舌の肥えた食通たちが遠くから足を運びます。
三浦さんは、隣接する伊那市…
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