「温もりカフェ」への来店を呼び掛ける鳥海さん。柴犬は飼い犬で見習い店長のレオン=墨田区で |
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保護された犬と、新たな飼い主との出会いを提供する墨田区の「温(ぬく)もりカフェ」(向島3)は、25日でオープンから半年になる。こうしたカフェの形態で個人経営店は珍しく、店にいた犬が今月、新しい家族の下に初めて譲渡された。オーナーの鳥海(とりうみ)亜里沙さん(26)は「多くの人に保護犬が周知されたらうれしい」と話している。 (天田優里)
店の玄関ドアを開けると、三匹の犬が駆け寄って出迎えてくれた。埼玉県からやってきた三歳のチワワ「らんまる」、廃業したブリーダーの下から来た九歳のポメラニアン「ロペ」と、鳥海さんの飼い犬で五歳の柴犬「レオン」だ。コーヒーを飲んでいるときも、近くにいてくれる。
レオンも含め、いずれも劣悪な飼育環境に置かれていたという。特にロペは保護された際は肺炎にかかっており、歯もボロボロ。鳥海さんは「ほえないようにと声帯も切られていて、声が出ない。こんなにかわいいのに…」と、表情を曇らせた。
飲食業界でアルバイトをしていた鳥海さんは、幼いころからハスキー犬を実家で飼っており、犬が大好きだった。仕事のかたわら、保護犬がいる施設でボランティアをした経験もある。「私もつらいときは犬に助けてもらったので、放っておけなくて保護犬がいるカフェをやろうと決めた」
設立に向けて本格的に動きだしたのは昨年一月ごろ。動物を扱うためなどに必要な資格取得や物件探しに取り組み、八月二十五日にオープンした。
今月二日、さまざまな試みを経た上で飼い主の下に巣立っていったのはメスのチワワ。店にいるらんまる、ロペも譲渡先の候補があるといい、二匹がもらわれれば、また新しい保護犬を迎え入れる予定という。
「経営は苦しいけれど、『卒業生』が出た瞬間、カフェをやってよかったと思えた」と鳥海さん。一匹でも多く譲渡できるよう、頑張って店を切り盛りしていくつもりだ。
温もりカフェの営業時間は午前十時〜午後七時。火曜定休。ドリンク代のほか、お気持ち代として五百円必要。店の滞在時間は無制限。問い合わせは同店=電080(2382)4693=へ。
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February 19, 2020 at 05:16AM
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「温もりカフェ」保護犬と結ぶ 開店半年、初の巣立ち:東京(TOKYO Web) - 東京新聞
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