休校中の学びに関するアンケートは2020年4月27日~4月30日、休校中の小学生の子どもを持つ保護者438人を対象にインターネットで行った。
子どもがストレスを感じているとする回答は全体の64%となり、家族との時間が増えたことを喜ぶ声がある一方、友だちや先生に会えないストレスを抱えているようすが見られた。
保護者は、仕事と子どもの世話の両立に悩む声が多く、82%がストレスを抱えていると回答した。在宅勤務でも子どもに構えないことの罪悪感や、学校の課題の丸付けなど学習面のサポートがすべて家庭任せになっていることに負担を感じている傾向にあった。
学校のオンライン授業の状況を調べたところ、実施しているのは14%に留まり、特にビデオ会議システムを使った双方向型授業の実施しているのは全体の2%だった。
オンライン授業の満足度では、動画配信型の授業の場合が多く、「多角的なコミュニケーションの不足により、子どもの気づきや学びの機会につながっていない」といった理由から、「満足していない」とする保護者が59%にのぼった。
「今、子どもたちに必要だと思うもの」についての質問では、多くの保護者が「友だちとのコミュニケーション」と回答した。今後も集団活動の制限が続く場合、「友人や多様な人と関わる機会の減少」を心配する声は、短期的な学習の遅れを懸念するよりも多かった。
自由回答では、「さまざまな体験機会の損失により、その年齢ならではの精神的な発達、価値観の成長など、心の面での成長がより心配になってきた」とするコメントや、今後の社会の変化を期待するようすが見られた。
放課後NPOアフタースクールでは、新型コロナウイルス緊急支援対策のためのWebサイトを開設中。アンケート調査結果の詳細は、同Webサイトより確認できる。
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May 15, 2020 at 04:45PM
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保護者の8割以上に休校ストレス、家庭任せに苦慮 - リセマム
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