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犬の保護団体、新型コロナで譲渡会を開けず 伊賀、「受け入れ難しい状況」 - 中日新聞

庭先で保護犬の世話をする橋本さん=伊賀市服部町で

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 庭を数匹の小型犬が走り回る。時折、足元に擦り寄ってくるのはいずれも飼育放棄や繁殖場などからの保護犬たち。ただ、飼い主を探す犬の譲渡会は、しばらく開いていない。動物保護団体わんらぶの橋本優さん(49)=伊賀市服部町=は「新たな受け入れが難しい状況」という。

 わんらぶは橋本さんと大学生の娘で団体代表の慶志子(よしこ)さん(19)を中心に活動している。三〜五月は県内外で五回の譲渡会が中止となる一方で、今月の引き取り数は通常より五匹ほど多い十九匹。「身動きが取れなくなり歯がゆい」と橋本さん。

 慶志子さんは「県外移動の自粛で活動がしにくくなっている」と説明する。譲渡会では、大阪府や愛知県など遠方から訪れる人も多い。ホームページで伝えられる情報は限られ、実際に見ないと分からない点も多いからだ。

 追い打ちをかけているのが、ケージなどに使う消毒剤の品薄。価格も上がったという。毎月二万円ほどあったフリーマーケットの収益がなくなり、一〜四月は累計で九万五千円の赤字だ。

 活動を再開した時に少しでもプラスになればと、ボランティアスタッフらとオンラインでの勉強会を計画している。犬の栄養学や犬種ごとの特徴、接し方を知ってもらう機会にする考えだ。六月には保護犬の啓発も兼ねて、慶志子さんの撮った写真を市役所に展示することを計画している。

 慶志子さんは「コロナ禍でも保護しないといけない犬たちがいる。飼育放棄ゼロを目指して活動することは変わらないので、これからはより効率的な方法を模索していきたい」と話した。

 (日暮大輔)

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May 19, 2020 at 03:08AM
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