災害時に手軽に作れる料理を学ぶ坂井市の小学校NHK 福井県のニュース - nhk.or.jp

災害時を想定し、家庭に備蓄できる食材だけで手軽に作れる料理について学ぶ授業が坂井市の小学校で行われました。

２０日坂井市の雄島小学校で開かれた授業には、５年生の児童２０人ほどが参加しました。
講師は防災士の資格を持つ福井市の中島早苗さんが務め、家庭で備蓄できる材料だけで手軽に作れるレシピとして、サツマイモごはんと、「ふ」と「きな粉」を使ったおやつの２品を紹介しました。
このうち「サツマイモごはん」は、まずサツマイモをひと口大に切って水につけてアクを抜き、コメと一緒にポリ袋に入れてそのまま湯煎する方法が紹介されました。
子どもたちは、調理する際にも物資や水などが不足している状況を想定し、牛乳パックをまな板がわりにする方法やボウルに少量の水を入れて野菜を洗う方法を教わって早速実践していました。
中島さんは災害の際の食事について、「市販の非常食だけではビタミンや食物繊維といった栄養素が不足しがちになるため、常温で保存できる野菜をうまく使ってほしい」と伝えていました。
授業の最後は、調理した料理を皆で試食し、女子児童の１人は「サツマイモごはんはとても美味しかったです。災害時にも温かい料理が簡単に作れると思わなかったので、びっくりしました」と話していました。

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