長門市の通地区で親子３世代が参加してクジラ料理教室｜NHK 山口県のニュース - nhk.or.jp

「古式捕鯨の地」として知られる長門市の通地区で、クジラ料理を引き継いでいこうと、親子３世代が参加した料理教室が開かれました。

教室は、長門市のクジラの郷土料理３品が文化庁が認定する地域で受け継がれている食文化、「１００年フード」になったことをきっかけに、クジラの食文化継承の活動を行うグループが通地区で開きました。
教室には、地元の児童と母親、それに祖母の３世代のグループなどおよそ３０人が参加し、ニタリクジラの赤身５キロとミンククジラの皮３.５キロを食材に、料理に挑戦しました。
参加者は、３世代で協力しながら、クジラ肉の竜田揚げにおろし生姜などで作ったソースをあえた料理や、クジラ肉をごぼうなどと煮てみそで味つけた南蛮煮など、５つのメニューをおよそ１時間で完成させました。
通地区は、「古式捕鯨」で知られていますが、今ではクジラを家庭で食べる機会はほとんどないということで、参加者は、作った品をおかずに「鯨づくし弁当」にして持ち帰りました。
３年生の女子児童は、「竜田揚げ以外食べたことないので、楽しみです」と話していました。
また、参加した男子児童の母親は、「ふだんこういう料理をしないのでいい経験になりました。機会があれば酢の物を作ってみたいです」と話していました。

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