京料理の老舗、福島の料理人とメニュー開発…「たん熊北店」当主「コロナ禍では我々も温かい支援を受けた」 - au Webポータル

　東京電力福島第一原子力発電所の処理水海洋放出で福島県産食材への風評被害が懸念される中、全国の料理人らで作るＮＰＯ法人「日本料理アカデミー」（京都市）が２０日、「福島農林水産物応援プロジェクト」を開始すると発表した。

　法人には京料理の老舗関係者らが参画している。今後、約３０人が福島を訪れて伝統食に触れ、現地の料理人らとメニューを開発。首都圏や関西を中心に県産食材を使った料理会を開くほか、法人の加盟店でも食材利用を広げ、食材の安全性や食文化を発信していく。

　京都府庁で記者会見した同法人理事長で京料理「たん熊北店」当主の栗栖正博さんは「コロナ禍では我々も温かい支援を受けた。恩返しの気持ちで、福島や東北の皆さんの支えになれれば」と語った。

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