Search

県立図書館、県文書館に国会図書館から礼状 レファレンス工夫し利用者手助け - 中日新聞

礼状などを手にする吉川さん(左から2人目)や三好さん(左から3人目)ら=福井市の県立図書館で

写真

 図書館利用者に資料や情報の提供、調べ方の手助けをする「レファレンス」への協力で、県立図書館と県文書館(ともに福井市)が、国立国会図書館から礼状などを受け取った。両館は同じ建物内にある近さを生かし、利用者の質問内容により、もう一方の館に案内するなど連携してレファレンスに当たっている。

 国会図書館が管理する「レファレンス協同データベース」には、国内八百二十六館(二月末現在)の図書館などが参加。レファレンス事例を登録、公開に協力した参加館に毎年、礼状などを送付している。

 県立図書館は、これまでに登録した事例の被参照件数が、昨年一年間で四十九万件を超えるなど、多くの人に見られたことから礼状を贈られた。授与されるのは十一回目。

 県史に関する古文書などを収蔵する県文書館は、データベースに二〇一四年度から参加。県内外の研究者や一般人から「自分の家の歴史を調べたい」「福井藩士は、なぜ白山に登ったのか」など、さまざまな質問が寄せられ、これまでに二百三十件以上の事例を登録した。礼状授与の基準には満たなかったものの、少人数の組織ながら継続的に事例の登録などを行っているなどとして「企画協力員賞」を初めて受賞した。

 三好康太主事(30)は「毎年やってきたことが評価されるのは喜ばしい。興味を持ったことを調べるのは楽しいので、自分でも調べて楽しさを味わってみて」と、文書館のさらなる活用を呼び掛けている。

 両館の「距離の近さ」も特長。レファレンスでも職員や資料が行き来する。例えば、文書館の職員は古文書に強く、図書館に寄せられた「この文字が読めない」という質問には文書館を案内する。県立図書館司書の吉川千鶴さん(45)は「利用者には『隣です。あちらに回ってください』と声を掛けている。距離が離れているとこうはいかない」とメリットをアピールした。

 (坂本碧)

この記事を印刷する

Let's block ads! (Why?)



"文書" - Google ニュース
March 30, 2020 at 03:08AM
https://ift.tt/3dA2zUu

県立図書館、県文書館に国会図書館から礼状 レファレンス工夫し利用者手助け - 中日新聞
"文書" - Google ニュース
https://ift.tt/38AepLw
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update

Bagikan Berita Ini

0 Response to "県立図書館、県文書館に国会図書館から礼状 レファレンス工夫し利用者手助け - 中日新聞"

Post a Comment

Powered by Blogger.