私たちの生活に関わるさまざまな地図を集めた企画展「生活に役立つ地図」が、さいたま市浦和区の県立文書館で開かれています。 会場には、文書館が保管する84点の地図が展示されています。明治22年＝1889年の「埼玉県管内全図」です。 当時あった多くの村とその境界に加え、埼玉県庁とそれぞれの村への距離が書き込まれていて、行政に携わる役人向けの地図であることが分かります。 一方、およそ40年後の昭和2年の管内地図は、武蔵一宮氷川神社や長瀞など、名所旧跡の位置や写真が載っていて、県民に利用されることを意識した作りになっています。 荒川と利根川の堤防が決壊した際に洪水が予想される地域を示した「氾濫区域図」。全国で最も河川の流域面積の広い埼玉は、非常に広い範囲で被害の発生するおそれがあることが分かります。 この企画展は、さいたま市浦和区の県立文書館で9月6日まで、開かれています。
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August 13, 2020 at 04:52PM
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