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隠れ家風で日本人に合う「四川料理」 調味料も自家製|NIKKEI STYLE - Nikkei.com

龍泉華はJR神田駅から徒歩約2分。オフィスビルが建ち並ぶ一角の地階にある
大切な人と一緒に行きたいお店を選べるサイト「大人のレストランガイド」から、安心して通える「行きつけにしたい店」をピックアップして紹介します。

こんなところに、こんな名店があったとは――。知る人ぞ知るような店に出合えると、得した気分になってくる。東京・鍛冶橋の「中国料理 龍泉華」もそんな店のひとつかもしれない。JR神田駅から徒歩約2分。付近の目抜き通り「中央通り」から1本脇に入ったオフィスビルが立ち並ぶ一角の地下1階に店はある。ひっそりとたたずむ立地からも、そこはかとなく隠れ家的雰囲気が漂う。

「ご来店のお客さまに『この店、いつできましたか』とよく聞かれます」と店長の上妻(こうづま)康太朗さんは笑顔で明かす。勤務先がすぐ近くなのに、店の存在に気づかなかったという人が少なくないというのだ。龍泉華が入る泉陽SYビルには、この店を運営する「龍門」(大阪市)の親会社、泉陽興業(同)の東京支社なども入居している。泉陽興業は東京・葛西臨海公園の観覧車や横浜・みなとみらい地区で話題の都市型ロープウエ「YOKOHAMA AIR CABIN(ヨコハマ エア キャビン)」の運営などで知られる。飲食チェーンではなく、遊園地やリゾート施設などの観覧車などの製造や運営を手がける企業の「外食事業」部門という位置づけも何ともユニークだ。

店名は「龍門」と「泉陽興業」「中華料理」から一文字ずつ拝借した。開店は2018年の秋。「四川料理をベースに和と洋のテイストを取り入れた料理」をコンセプトに、あえて本場の味に近づけることなく、日本人に合った味をモットーにしている。厨房スタッフも全員日本人だ。

自家製の豆板醤などを使った麻婆豆腐は人気メニューのひとつになっている

豆板醤(トーバンジャン)や甜麺醤(テンメンジャン)など「醤」と呼ばれる中国発祥の調味料もすべて自家製だ。既存の調味料を使うより、ごま油やトウガラシ味噌、香辛料などを厨房スタッフが独自にブレンドして作った方が、「でき上がりが想像でき、味を決めやすいから」という。

四川料理といえば麻婆(マーボー)豆腐や担々麺を思い浮かべる人も多いだろう。実際、龍泉華のスープや点心(シューマイ)がセットになったランチ「麻婆豆腐」は人気メニューのひとつ。目の前に運ばれてくると、同店オリジナルの豆板醤や、振りかけられたサンショウの香りが鼻腔(びう)をくすぐる。豆腐にもしっかりとこだわっている。東京・神田で120年以上の歴史を持つ篠崎豆腐店の昔ながらの手作りのものを調達し、使っている。「地産地消」の心がけも味のうまさに輪をかける。

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