香川県の正月料理「あん餅雑煮」用にあんこの入った餅づくり｜NHK 香川県のニュース - nhk.or.jp

地域によって具材や作り方が違うお雑煮ですが、あんこがたっぷりの「あん餅」を入れる香川では、正月を前に「あん餅」づくりがピークを迎えています。

香川の正月の郷土料理「あん餅雑煮」は、白みそ仕立ての汁に大根や金時にんじんに加え、「あん餅」が入ったお雑煮で、甘塩っぱい絶妙なハーモニーが特徴です。

正月を前に、高松市の和菓子店では「あん餅」づくりがピークを迎えていて、３０日も、職人たちがつきたての餅の中に専用の機械を使ってあんこを入れる作業に追われていました。

パックづめされた「あん餅」は、早速、店頭に並べられ、店を訪れた客たちが次々と買い求めていました。

店によりますと、最近では香川以外でも「あん餅雑煮」の知名度が高まっているほか、コロナ禍のため、帰省を控える県外の香川出身者などからも発送の注文が相次いでいるということで、この時期、売れ行きは好調だということです。

和菓子店の包末招さんは「あんこには県特産の和三盆を使い、みんなが幸せな新年になるよう祈って作っています。コロナ禍でも、にこやかな気持ちで食べてもらいたいです」と話していました。

この店では、主に「あん餅雑煮」用として、３１日の大みそかまであわせて６万個以上の「あん餅」が作られ、店頭のほか、東京にある県のアンテナショップでも販売されるということです。

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