広島サミット２日目の社交夕食会には全国の食材が登場「オタフクソース」も料理を彩る - ニッカンスポーツ

G7広島サミットで、20日夜に行われた岸田文雄首相夫妻主催の社交夕食会のメニューが21日、G7広島サミット事務局から発表された。

G7首脳が出席した19日のワーキングディナーと異なり、この日はG7首脳国に加えて「グローバルサウス」など招待国の首脳や国際機関の長、その配偶者らも参加。19日は広島や瀬戸内海の幸を食材に使ったディナーだったが、この日は宮崎のキャビアや伊勢エビ、鹿児島和牛など全国各所の豊富な食材が用いられた、見た目も美しい多彩な和洋折衷の料理が供された。また、広島のお好み焼きに欠かせない「オタフクソース」も料理の一皿に添えられて、「G7サミットデビュー」を果たした。

飲み物は広島県産を中心とした日本酒や国産ワインが提供、紹介された。日本酒には、東日本大震災で被災した福島県の著名な日本酒の銘柄「廣戸川」の特別純米酒も振る舞われた。

全体監修・調理は、日本料理界を代表する料理人で、ミシュラン三つ星の老舗料亭「菊の井」代表取締役の村田吉弘氏、調理・サービスは、西武・プリンスホテルズワールドワイド執行役員、総料理長の下井和彦氏が担当。飲料の監修は、日本ソムリエ協会会長を務める著名ソムリエの田崎真也氏が担当した。

社交夕食会のメニューは次の通り。

【カクテルメニュー】

瀬戸内真鯛のブランダードと音戸ちりめんのカナッペ、大根、キュウリ、カラスミカナッペ、小豆島オリーブとミニトマト、チェリーモッツァレラチーズのピンチョス、稚鮑と茸のブルギニヨン仕立て　バゲット　トースト、シェーブルの蜂蜜風味　プティブッシュ　生ハムの塩味、小松菜と松の実、レーズンのキッシュ

地鶏リエットのコルテ　黒コショウ、アスパラガスに車海老、アボカド　バゲットトースト、茄子キャビア　仔羊　ムサカ風　パートブリックの春巻き、苺のカオス　タルトレット

【社交夕食会メニュー】

【前菜】毛蟹のロワイヤル、廿日市ワサビと牡蠣佃煮のクリーム、雲丹と宮崎キャビア添え

【魚料理】活け伊勢海老のマリネ、アーティチョークのムースと香味野菜

【煮物椀】冷やしレモン味噌汁、広島新じゅんさい　浅葱　

【肉料理】鹿児島和牛フィレ肉ブリオッシュ包み焼き、枝豆のエクラゼと彩り野菜　トリュフ風味ソース

【ご飯変わり】甘鯛飯蒸し、湯葉　木の芽　はじかみ、岩牡蠣のお好み焼き、青葱　青海苔　削り鰹　オタフクソース