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【農を考える】田畑見学ツアー/料理堪能/収穫祭&交流会 濃密な2日間 魅力知って:北陸中日新聞Web - 中日新聞

イベント会場の一角で「新嘗祭in南砺」への思いをパンフレットで伝える山崎佑二郎さん=富山県南砺市の合掌ゲストハウス「かずら」で

イベント会場の一角で「新嘗祭in南砺」への思いをパンフレットで伝える山崎佑二郎さん=富山県南砺市の合掌ゲストハウス「かずら」で

有志ら 南砺で18、19日イベント

 富山県南砺市で野菜や米を作る若手の農業者たちが18、19の両日、自分たち農家の現場を巡りながら自慢の作物もレストランシェフの料理で味わえるツアーなどのイベント「新嘗祭(にいなめさい)in南砺」を開く。県内だけでなく、金沢市にも買い手が多い南砺産の幸をじかに体感、離れがちな生産者と消費者をつなげて農を盛り上げようとの狙い。県内外の飲食店も続々賛同して結集したマルシェも開かれる。 (中島健二)

 企画したのは南砺市で無農薬栽培をし、販路開拓などを共同展開するグループ「なんとのね」の山崎佑二郎代表(42)らメンバーや農業などの仲間たち。

 市内農家6軒を訪ねる18日の「太陽と土のツアー」は、地下水をくみ上げて野菜栽培したり、落ち葉や米ぬか、パンの酵母かすなど循環資源で堆肥を作ったりするなど人や環境に優しい農業をする作業を見て体験も可能。その田畑でとれた物を使って地元で大人気のレストラン2店のシェフが腕をふるう料理もランチとディナーでふるまわれる。

 周囲に田畑が広がる同市立野原東の貯水池・桜ケ池の芝生公園を会場に開く19日の「収穫祭&交流会」は県内や南砺市の友好都市である東京都武蔵野市の吉祥寺から飲食など17店が出店するマルシェや生ごみコンポストボックス作りのワークショップ、音楽ライブ、懇親会なども展開する。

 山崎さんは東京での音楽関係の仕事を辞めて農業を志し、5年前に移住した。野菜栽培や堆肥作りを続けているが、高齢化や資材高騰など課題が山積する農業の担い手減少を憂慮。農の魅力を広く伝える起爆剤にとイベントを企画した。

 6月から仲間の農家や飲食、企画関係者に呼びかけたところ、またたく間に協力者が集まってきた。

 イベント名は「その昔、収穫できたことを土地の神様に感謝した民間儀礼から新嘗祭が始まった」(山崎さん)とのいわれからつけたという。

 来年以降も継続開催する計画で、山崎さんは「若い就農者の増加が不可欠。そのために農業の魅力を伝え、町から遠い存在になっている農と消費者をつなぎたい」と期待する。

 問い合わせは、山崎さん=電050(8892)8228=へ。

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