
本格派の地中海料理を楽しめるビストロ。ギリシャやキプロス、トルコなど、興味も食欲もそそる異国料理の数々、
店主のアキレオス・アントニーさん(37)はイギリス・ロンドン生まれで、両親は東地中海のキプロス出身。幼少期から祖父が作る地中海料理が大好物だったといい、「いつかは自分の店を出したい」と夢見てきた。イギリスの人気シェフ、ジェイミー・オリバー氏も学んだ料理学校を出て、ホテルやレストランのキッチンで腕を磨いた。
来日は7年前。日本人の女性との結婚を機に、「日本文化や日本語を学びたい」と妻の古里である甲府市に移住した。イタリア料理店でアルバイトをしていた2017年、当時カフェだった「TREE」を知人だった先代から引き継ぎ、地中海料理の店としてリニューアルオープンさせた。
ランチメニューでの人気は中東や地中海沿岸で親しまれるひよこ豆のコロッケ「ファラフェル」(税込み1150円)。ギリシャ料理の定食「メゼー」(同1300円)もイチオシで、ギリシャ風の春巻きやチキンケバブ、自家製ピタブレッド(パン)の盛り合わせを楽しめる。「この4年間、一度も同じメニューにしたことがない」という週替わりパスタ(同980円)もチェックしたい。
朝食メニューにも力を入れ、パンやヨーグルトなどが並ぶ定番メニュー「ザ・コンチネンタル」(同1100円)や、ポーチドエッグやギリシャヨーグルトなどの「トルコのチュルブル」(同1050円)はボリューム満点。朝食を外で食べる習慣があまりない日本だが、アントニーさんは「仕事前に食べて、リフレッシュしてから職場に向かうのもいいですよ」と勧める。
フルーツやアイスを使ったスムージー(同540~600円)や、レモネードソーダ(ランチセットで同350円)などソーダ類も、全てアントニーさんの手作りだ。
日本語も堪能なアントニーさんは、地中海料理を「私の心の料理」と表現する。「日本には地中海料理のお店が少なく、ジャンルとしてまだ浸透していない。ぜひ一度食べに来て、魅力を知ってほしい」(清水誠勝)
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甲府市貢川本町12の3。営業時間は平日は午前9時~午後3時(ラストオーダー午後2時半)、土曜日は午前8時~午後5時(同午後4時半)。定休日は日曜日と第1月曜日。今月22日から3週間程度、店内改装のため休業する。(電)055・269・8155。
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