調理担当として南極に派遣へ 鹿屋市の料理人が市長を表敬訪問｜NHK 鹿児島県のニュース - nhk.or.jp

鹿屋市で飲食店を営む男性が、調理担当として１年４か月にわたって南極地域観測隊に派遣されることになり、出発を前に１日、鹿屋市長を表敬訪問しました。

第６４次南極地域観測隊に調理担当として派遣されることになったのは、鹿屋市で小料理屋を営む中川潤さん（３９歳）です。

中川さんは、青年海外協力隊としてバングラデシュで料理を教えたり、ブラジルの在マナウス日本国総領事館で公邸料理人として働いたこともある国際経験豊富な料理人です。

南極の地に長年あこがれていた中川さんは、南極地域観測隊員に調理担当として応募し、ことし７月に任命され、２回目の挑戦で採用されました。

中川さんは３日、鹿児島から東京へ向かったあと、１１日に日本を出発して来月２０日頃に南極に到着する予定で、そこから１年４か月間、昭和基地で活動する２８人の隊員に主に日本食を提供するということです。

表敬を受けた鹿屋市の中西茂市長は「隊員の皆さんが十分に能力を発揮できるように、料理で隊員を盛り上げられるよう頑張ってきてほしい」と激励しました。

中川さんは「まずは好奇心から南極大陸に興味をもって、南極料理人であれば自分にもチャンスがあると思いました。鹿児島らしい鶏飯やさつま揚げ、そして鹿屋のカンパチなどを使って皆が喜んでくれるような料理をつくりたい」と意気込んでいました。

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