2023年01月13日14時22分
【ニツァナ(イスラエル)AFP時事】イスラエル南部の砂漠地帯でこのほど、少なくとも4000年前にさかのぼるとみられるダチョウの卵が発掘され、当時の現地の人々の生活を知る手掛かりとなる考古学的発見だと話題になっている。
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考古学者らが12日明らかにしたところによると、イスラエル南部ネゲブ砂漠にある、エジプトに近い町ニツァナの砂丘で計八つの卵が見つかり、いずれもつぶれた状態だった。
イスラエル考古学庁(IAA)の幹部デービス氏によれば、現場は「先史時代から」遊牧民が寝泊まりしていた場所。火をたく設備に近く、陶器のかけらなどもあったことを考えると、卵は料理に使われるところだったと推測できるという。
IAAによれば、これらの地域では、19世紀に絶滅するまで野生のダチョウが生息していた。デービス氏は「遊牧民はこの場所に後世に残る施設を造ったわけではないが、今回の発見は砂漠での彼らの存在を感じさせる」と話した。
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