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タイ料理のシーロム(山形)本場が認めた 「セレクト」に県内で初認定 - yamagata-np.jp

2023/3/30 10:09

「多くの人にタイに関心を持ってもらうきっかけになってほしい」と話す加藤裕一郎オーナー=山形市七日町3丁目

 タイ商務省によるタイ料理店認定制度「タイ・セレクト」に、山形市で長年タイ料理を提供する「シーロム」が本県で初めて選ばれた。味やサービスに同省がお墨付きを与えるもので、全国で210店が認定されている。インバウンド(訪日客)が復活し同国から観光客が日本・県内を訪れており、店側は料理提供を通じてタイに関心を持ってもらうことにも力を入れる考えだ。

 同省国際貿易振興局が申請があった店を審査し、質の高い料理を提供するレストランだと保証する制度。本場の味付けで極めて上質なサービスを提供する「シグネチャー」(19店)、良質な料理とサービスの「クラシック」(155店)、店舗面積などに限りがあるが本場の味を振る舞う「カジュアル」(36店)の3段階で、シーロムは「カジュアル」に認定された。

 シーロムは現在のメニューが24種類あり、焼きそば「パッタイ」、春雨の辛口サラダ「ヤムウンセン」などが人気。加藤裕一郎オーナー(48)が前オーナーから2006年に引き継ぎ、店としての歴史は30年以上となる。その間、店舗は七日町2丁目から現在の同3丁目に移転した。

 認定では、タイ産の香り米や調味料を使い本場の味を再現していること、メニューの6割以上がタイ料理であることなどが審査基準となっている。県タイ友好協会(会長・寒河江浩二県経営者協会長=山形新聞社長・主筆)が、同省と交流を進める中で制度を知り、シーロム側に打診した。

 申請すると審査委員が来店するが、いつ来るか知らされない覆面審査。2021年9月に申請し、認定の連絡は先月にあった。加藤オーナーは「いつ来店したのか全く分からなかった。普段の接客や料理を認めてもらえたのは光栄」と喜んだ。20代の頃にタイで生活した経験があるとし、「現地での刺激、人の優しさなどが料理作りの糧になっている」と振り返る。「タイに行った経験がある人は懐かしみ、行ったことがない人には興味を持ってもらえるような料理を、今後も提供したい」と話している。

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