速水もこみち、冠番組で初海外・台湾ロケ海外でも料理へのこだわりさく裂｜秋田魁新報電子版 - 秋田魁新報電子版

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速水もこみち

　俳優の速水もこみちがキッチンカーで日本各地を旅してオリジナル料理を生み出すABCテレビの番組『速水もこみちの頂！キッチン』。11月よりSeason3が放送され、29日（前10：25～11：25）が最終回となる。今シーズンの最後に訪れたのは、番組初の海外、台湾・宜蘭市（ぎらんし／イーラン）。海外でも速水流料理がさく裂する。

【画像】『頂！キッチン』12月29日放送「台湾・宜蘭市編」より

　番組は、俳優でありながら、あくなき“食の探求心”を持つ速水が、キッチンカーを自ら運転して各地へ向かい、その土地の空気を吸い、現地の人たちに触れた中で受けたインスピレーションをもとに、現地の食材を使ってオリジナルレシピを創作。食材の可能性を切り開き、生産者の方々にも衝撃を与えてきた。Season 1、2は、韓国、台湾、シンガポール、フィリピン、インドネシア、タイなどアジアを中心とした海外でも放送され大反響。Season 3でついに、速水自身とも縁が深い台湾でのロケが実現した。

　訪れた宜蘭は、「三星（サンセイ）ネギ」というネギで有名。土がきれいで、雨がよく降るのでおいしいネギが獲れるという。

　「三星ネギと豚肉を調味料で炒めただけでも、おいしい一皿が作れると思うのですが、みんなが知ってる料理を作っても芸がない。生産者の方が大事に育てた食材は、こんな風に生まれ変わるんですよ、というのを見せたいという思いがあるから、こういう料理になっちゃうんです」と、見せてくれた写真は、速水ならではの発想から生まれた見た目も味も芸術的なネギ料理の数々。その過程は番組でたっぷり紹介する。

　同番組では、食材に魔法をかけたような料理を生み出し、生産者をはじめ地元の人たちを驚かせてきた速水。

　「定番レシピだけでなく、工夫次第でいろいろ作ることができるということを知ってもらえるだけでもうれしくて。番組で僕が作ったものを完コピしようとしなくていいんです。興味が湧いたら、ご自宅の冷蔵庫にあるもので調理法だけまねてみるとか、似たようなものを作ってもらえたら、そのご家庭の新しいレシピになる。そうやって料理を楽しんでもらえたらうれしいです。番組は、キッチンカーで各地に出向くロードムービーの要素もあるので、番組で紹介した地域に足を運んで、地産地消に少しでもつながるといいな、と思います」

　来年8月10日の誕生日で40歳になる。

　「普段から年上の方と接する機会が多いせいか、僕も最近、健康を意識するようになって」と笑いながらも、「いくつになっても、好きなものは好き、と言える自分でいたいですね。料理が好きで、それが仕事につながって、いろいろな人たちとの出会いにつながって、思いがけない経験につながってきました。これからも“食”をとおして皆さんに喜んでもらえることをやっていきたいという気持ちはすごく強いです。料理以外でも僕は多趣味なので、さまざまなジャンルで皆さんを面白いところに連れていけるようなことをやっていけたらと思っています」と話していた。

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