おぼつかない手つきで料理に取り組む男性たち。倉敷市で開かれているこの料理教室は、これまで料理をした経験がほとんどないシニア世代の男性が対象です。

「全然料理をしたことがなかったので少しでの家庭に役立つかなと思って」
「嫁さんにケツ叩かれた行ってこい!と。一切料理をしないので」

(指導の様子)
「前に包丁を出せば必ず切れる。包丁は出す」
主催している住民グループ「シニア世代のサバイバル男料理の会」の代表小西敏弘さんももともと料理経験がなく、会社を退職後、ある料理教室に参加したことがきっかけでこの講座を立ち上げることになりました。
(シニア世代のサバイバル男料理の会 小西敏弘代表)
「周りがベテランばかりで、初心者は皿洗いとか初心者が学ぶにはそんなに適していなかった」
講座の卒業生であるサポーターの力も借り、開始から約2時間、ようやく料理の完成です。

「うれしい。もっと勉強していろいろ覚えたい」
「女房がいつも作ってくれているのがどれだけしんどいことか。ずっとやってくれていたのは感謝しかない」

「料理は認知症に対する効果が大きい。健康が増進する。奥さまの料理する苦労が良く理解できて、会話が増え夫婦円満になると思う」


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